シナリオとは
シナリオとは、設定した条件をトリガーにしてステップメールの配信、社内通知、タグ追加のアクションを事前に設定した条件に沿って自動で実施される機能です。
※1:シナリオは、メールアドレスが判明していてSATORIに登録があるカスタマーに対して動作します。
※2:「トリガー:セグメント」によるリアクションが有効になるためには、※1に加え、対象のカスタマーのメールアドレスとブラウザ情報の紐づけが完了していることが前提条件となります。
新「シナリオ」リリースによる変更点
・過去のシナリオ機能の名称を「旧シナリオ」に変更
・シナリオの分岐機能追加
・停止条件トリガー(タグ)設定による対象カスタマーへの自動シナリオ停止
・有効期限による自動シナリオ停止
・レポート機能追加
・シナリオで設定したキャンペーンの対象者の自動追加
・複数条件によるシナリオ発火
過去のシナリオ機能の名称を「旧シナリオ」に変更
過去に設定いただいたシナリオは「旧シナリオ」内に格納されており、以前と変わらず動作し、編集・追加が可能でございます。
※シナリオ発火中のカスタマーが存在する場合に、編集をしますとシナリオが止まってしまいますのでご注意ください。
シナリオの分岐機能追加
シナリオ分岐が実装され、現在は「タグ一致」「タグ一致しない」カスタマーへアクションを分岐させることが可能です。
停止条件トリガー(タグ)設定による対象カスタマーへの自動シナリオ停止
対象の「タグ」該当した時点でシナリオが発火中の場合も、自動でシナリオが途中停止されます。
※トリガー・タイミング・タグスイッチによる「タグ」と「停止条件のタグ」を同じタグを設定した場合は
「停止条件」が優先されます。
有効期限による自動シナリオ停止
期限のあるイベント(セミナー等)に対するシナリオに有効です。期限が過ぎたものは発火中のカスタマーが存在した場合も途中でシナリオがOFFになります。
シナリオレポート機能追加
シナリオにて設定したノード(トリガーを除くそれぞれのポイント)にカスタマーが何名いるのか確認できるようになりました。
※ノードに対する該当が確認できるタイミングでレポートへ反映となります。
※件数の対象がどのカスタマーであるかは現在確認することができません。
シナリオで設定したキャンペーン対象者の自動追加
シナリオ作成時に設定したキャンペーンに対して、シナリオ発火に至ったカスタマーに対しては「自動でキャンペーン対象」として追加されます。
複数条件によるシナリオ発火
「タイミング」を利用していただくことにより可能になります。
例:トリガー「セグメントA」該当に対して、タイミング「タグB」付与者にアクションを行う
⇒「セグメントA」該当かつ「タグB」を付与されたカスタマーに対してアクションが可能
※上記の場合、シナリオ発火対象は「タグB」付与後「セグメントA」を持っているカスタマーも含まれます。
シナリオ新規登録方法
1.シナリオ名の入力※必須
2.キャンペーン設定※必須
必須でキャンペーン設定が必要となります。キャンペーン設定の詳細についてはこちらをご確認ください。
キャンペーンを設定した場合にシナリオ発火に至ったカスタマーは「自動でキャンペーン対象」として追加されます。
3.トリガーを追加
シナリオのトリガー(シナリオの自動処理を開始するための条件)を指定します。
API登録またはフォーム登録 | フォームの編集時およびカスタマー登録APIで設定した「情報獲得経路」を指定します。 この情報獲得経路を完全一致で指定することをトリガーとします。 |
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ファイルダウンロード | SATORIにアップロードしているファイルをメールにて {{file:任意のファイル名}}と記載したものを配信し、 そのファイルをカスタマーがクリックすることでダウンロードが検知されます。 |
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メール内リンククリック | SATORIから送信するメール内に記載されたウェブサイトのURLを、 完全一致で指定することでトリガーとすることができます。 URLは、{{http://satori.marketing}}のようにトラッキングURLに変換する形式で記述する必要があります。 |
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セグメント | セグメントに該当したことをトリガーとすることができます。 既にセグメントに該当している場合には対象となりませんのでご注意ください。 |
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メール開封 | SATORIで作成したメールテンプレートをプルダウンから選択し、 選択したメールテンプレートにて送信したメールが開封されたことをトリガーとすることができます。 |
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メール送信 | SATORIで作成したメールテンプレートをプルダウンから選択し、 選択したメールテンプレートを送信したことをトリガーとすることができます。 |
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タグが追加された時 | カスタマーがタグに追加されたことをトリガーとすることができます。 |
4.トリガーを追加すると、「+」ボタンが表示され「ノード(トリガーに対するアクション等)」の追加が可能です。
5.ノードには3種類あり「リアクション」「条件」「タイミング」を追加することが可能です。
リアクション一覧※メールアドレスが判明していて紐づけ済のカスタマーに限ります。 | |
社内通知 | 登録済みユーザー宛てに選択したトリガーに該当するカスタマーが発生した場合に、社内通知を行うことが可能です。※事前に社内通知したいユーザーの登録、社内通知メールテンプレート作成をお願いいたします。 |
カスタマーメール送信 | トリガーに該当したカスタマーに対してメールを配信します。 ※事前に送信するテンプレート作成をお願いいたします。 |
タグ付与 | トリガーに該当したカスタマーに対してタグを付与します。 ※事前に付与したいタグ作成をお願いいたします。 |
条件一覧※現在はタグによる分岐機能のみ提供 |
タグスイッチ |
設定した「タグに一致」対象者にどのアクションをするか、「タグに一致しない」対象者にどのアクションをするのか、設定します。 |
※タグスイッチを設定した場合に、カスタマーがタグ該当後、トリガーの条件に合致した場合も一致しているのアクション対象となり得ることがございます。
例:トリガー「セグメントA」該当に対して、タグスイッチ「タグB」付与者にアクションを行う
⇒判定期間0日の場合は、「そのトリガー該当時にタグがついているかどうか」を確認します。
判定期間1日~の場合は、「その判定期間中であれば、時系列として【トリガー⇒タグ付与状態】or【タグ付与状態⇒トリガー】のカスタマーも「一致しているのアクション対象」となり得ます。
タイミング一覧 | |
日時指定 |
「前回の送信・通知・アクションから●日後の●時に」の設定が可能です。 |
タグ付与 | カスタマーに対する特定のタグを確認後、次のアクションを実行します。 |
メール開封 | カスタマーに対する特定のメール開封を確認後、次のアクションを実行します。 |
※「タイミング」設定後にその後の次リアクションを設定しなかった場合は、リアクションを起こしません。
※「タイミング」は処理開始のタイミングになります。設定した次アクション反映の確認には時差があることがございます。
※リアクションやトリガー「直後」に次のリアクション発動をさせたい場合は、タイミング設定は必要ありません。
※タイミング「●日後●時」を指定したとき、直前のトリガー該当またはリアクションが実行された時点から、0時をまたいで1日分をカウントした後(●日後)の指定した時間(●時)に次のノードに進みます。
例①:「1日後9時」のタイミングの場合
23日8時にトリガー該当した場合、リアクション実行は24日9時になります。
例②:「0日後9時」のタイミングの場合
23日8時にトリガー該当した場合、リアクション実行は23日9時になります。
23日13時にトリガー該当した場合、リアクション実行は24日9時になります。
※「タイミング」「タグ付与」「メール開封」を設定した場合に、カスタマーがタイミングの条件に合致後、トリガーの条件に合致した場合もシナリオ発火対象となります。
例:トリガー「セグメントA」該当に対して、タイミング「タグB」付与者にアクションを行う
⇒「セグメントA」該当かつ「タグB」を付与されたカスタマーに対してアクションが可能
※上記の場合、シナリオ発火対象は「タグB」付与後「セグメントA」を持っているカスタマーも含まれます。
6.必要に応じて右上の「歯車」マークより「有効期限」「停止条件」を設定してください。
「有効期限」・・・開始日を空欄にした場合は、シナリオをONにした日が開始日となります。
終了日を超えた後、トリガー条件に合致するカスタマーが発生したとしても、シナリオは動きません。
「停止条件」・・・現在提供している停止条件トリガーは「タグ該当」になります。
設定したタグに該当した場合に、シナリオが発動しないよう設定可能です。
設定した「有効期限」「停止条件」はシナリオ一覧にて確認をすることが可能です。
7.全ての設定が完了したら右下の「更新」を選択し、問題が無ければシナリオ一覧の対象シナリオを「ON」にしてください。
※一度シナリオを「ON」にしますと再度OFFにされたとしても設定内容の変更が出来ませんのでご注意ください、
シナリオ注意点
・シナリオはONにした時点からトリガー該当に対してシナリオ発動がスタートします。OFFの場合にトリガー該当したとしても、シナリオは発火しませんのでご注意ください。
・一度設定完了しシナリオをONにした場合はON/OFFの切り替えは可能ですが、設定内容の変更はできません。設定内容を変更したい場合は「複製」を行い、変更前のシナリオはOFFにしていただくようお願いいたします。
・シナリオ発火している状態で、ある特定のカスタマーのみメール配信を止めたい場合は、そのカスタマーの「配信許可ステータスを拒否」に変更し、完全にメール配信終了後に許可に戻してください。
・セグメント該当トリガーでシナリオを設定した場合に、次アクションはリアルタイムでは実施されません。
・一度シナリオをOFFするとシナリオの各ノードに待機していたカスタマーはリセットされ、再度ONにした場合でもその後のノードの処理は行われません。
※その他セグメントが動かない場合に考えられるものはこちらをご確認ください。
シナリオレポートについて
設定完了された対象シナリオ一覧より「レポート」の確認が可能です。
以下のようなレポートが表示され、ノードを通過したカスタマーが何名いるかを確認できます。
※件数の対象がどのカスタマーであるかは現在確認することができません。
※レポートに表示される数字は、過去分を含む、各ノードに対する現時点での「通過者の合計数」を表示しています。
※ノードに対する該当が確認できるタイミングでレポートへ件数を反映しています。
※通過カスタマー数はUUで算出しており、同じカスタマーが再度同じノードを通過した場合は加算されません。
・対象「全てのカスタマー」がどのノードを何名通過し、最終ノードに何名到達したか
・対象キャンペーンに対する「目標到達カスタマー」がどのノードを何名通過し、最終ノードに何名到達したか
●シナリオ例:トリガー⇒Aノード⇒Bノード とした場合、
1回目にレポートを見た時にAノードに溜まっていたカスタマーが5名いた時、
その後、2回目にレポートを見たときに3名のカスタマーがAノードの次のBノードに進んだら、
Aノードは5(全ノード通過数)、Bノードは3(現ノード対象者)と表示されます。
メモ機能
※本機能は11月15日にリリースした機能です。
SATORI管理画面上の各ノードに対する「メモ」の登録が可能になりました。
1,シナリオ一覧より「…」より「メモ編集」を押下してください。
※シナリオを一度もONにしていない場合は「編集」が表示されます
2,以下にある「吹き出しマーク」を押下しますと入力欄が出現します。任意の文字列を入力してください。
※登録可能な文字数は1000文字以内、4バイト文字(絵文字など)は禁止しております。
メモの入力が完了している場合は、吹き出しマークが以下のような表示に変化します。
記載済みの内容を変更する場合は、編集を押下してください。
シナリオ事例
シナリオの一例をこちらに記載しております。貴社運用に沿った内容でシナリオ活用にお役立てください。