DKIM認証/SPF設定をする

最終更新日:

2021/11/11のUI刷新 第一弾リリースにてカラースキーム(配色設計)とタイポグラフィ(文字の書体、大きさ、配列のしかたなど)を変更しております。オンラインマニュアルに掲載している画面キャプチャと実際の管理画面の配色や文字の状態が異なる場合がございますがご了承いただけますと幸いでございます。

※以下のご依頼はトライアル・有料契約者様共に受付けております。

メール配信をするにあたり「迷惑メールとして判断される事」を軽減させるための設定になります。

SATORIからメールを配信する際に、メールテンプレートで任意のメール送信元アドレスを設定できますが、
このメール送信元アドレスのドメインを利用したメール送信にはDKIMおよびSPFの設定がされておりません。
DKIM・SPF設定がされていない状態でメールを送信すると、迷惑メールフィルタの設定等により迷惑メールとみなされてしまう可能性が高まります。
そのため、迷惑メールと判定される可能性を低減させるためにDKIMの設定および、SPFの設定をお願いしております。

目次

  1. DKIMとは
  2. SPFとは
  3. DKIM/SPF設定の流れ
  4. DKIM/SPF依頼方法
  5. DKIMの設定前後のメール送信元アドレスについて
  6. DKIMの設定前後による署名欄の表示の相違について

 

DKIMとは

DKIM (DomainKeys Identified Mail)とは、 電子メールの送信ドメイン認証技術であり、
「正規のサーバー・ドメインから偽装なく配信されているかを確認する」技術です。

送信者はメール配信時に電子署名をメールにつけて送信し、受信者は電子署名を読み取り、正規のサーバーからメールが配信されていることを検証します。

迷惑メールと判断される要因の一つに、「送信元を偽装したメール」が挙げられます。
DKIMを設定をすることにより、「送信元を偽装したメール」を受け取った受信者は電子署名を正しく読み取ることができないため、迷惑メールと判断することができます。
また、設定によって送信元を偽装したメールに対してどのように扱うかも行うことができるようになります。

正規のサーバーから配信されたメールであることが確認できた場合、迷惑メールと判断されることが低減されます。
※迷惑メールと判断するのは受信者のメールサーバー次第となるため、必ずしも迷惑メールと判断されなくなるわけではありません。

SATORIのメール配信では、任意のメールアドレスをメール送信元アドレスとすることができますが、実際はメール送信元アドレスとは異なるドメインのメールサーバー(AmazonSESまたはCuenoteSRS)からメールが配信されることから、「送信サーバーとメール送信元アドレスのドメインが異なる為、迷惑メールである可能性が高い」と判断される場合があります。
送信するメールが、正しい送信元から送信されたことを検証可能にし、迷惑メールとみなされることを軽減させる目的としてDKIM設定をお願いしております。

※SATORIメールはS/MIME方式に未対応のため、DKIM設定を必須としております。

 

SPFとは

SPF(Sender Policy Framework)とはメールの送信元を偽る「なりすましメール」対策として、差出人のメールアドレスが詐称されていないかを受信者が確認できる設定です。
設定されていない場合は、メールがスパムと判断されたり、配信拒否されてしまう可能性が大変高くなっています。

実際にメールが送信されるメールサーバー(Amazon SES, Cuenote SRS)のドメインでSPFは設定されておりますが、メール送信元アドレス(メールテンプレートで設定したアドレス)のドメインに対してもSPFを追加設定することで、より迷惑メールと判定される可能性を低減できるため、お客様にはDKIM設定と合わせてSPFの追加設定を必須としております

 

DKIM/SPF設定の流れ

  1. 【貴社】SATORIサポートセンターにDKIM/SPF設定を依頼します。
  2. 【SATORI】貴社にDKIM/SPFの設定依頼書をどこでもキャビネット経由で送付します。
  3. 【貴社】設定依頼書に記載されたレコードや設定値をDNSサーバーに設定します。
    ※設定方法が不明な場合はDKIM/SPFレコード設定時の注意事項をご確認のうえ、ご利用のDNSサーバーを管理するプロバイダにお問い合わせください。
  4. 【貴社】DNSサーバーの設定が完了しましたら、弊社にご連絡ください。
  5. 【SATORI】DNSサーバーの設定に問題ないことを確認し、後続作業を行います。
    DNSサーバーの設定に不備があった場合は、貴社へ設定の見直しを依頼します。
  6. 【SATORI】貴社へ設定完了をご連絡します
  7. DKIM/SPF設定完了です

※「1」「3」「4」は、貴社側でのご対応になります。

注意点

  • ご依頼から設定完了までは約5営業日を目安でお時間をいただきます。
    弊社での確認や設定不備等による貴社での対応などにより、設定完了までに5営業日以上かかる場合があります。
  • 貴社で対応いただく際はDNSサーバーの専門知識が必要になります。
  • SATORIのSPF設定では、DNSルックアップを3回行うため、設定するドメインはDNSルックアップ回数が7回以下の必要があります。
    (SPFレコードのDNSルックアップには10回の制限があり、その制限を超えるとSPFとして機能しません)

 

DKIM/SPF依頼方法

上記 DKIM/SPF設定の流れ を確認した上で、SATORIサポートセンターへご連絡ください。

① オンラインヘルプページの画面右上の「お問い合わせ」クリックしてください。
 「お問い合わせ」が表示されていない場合は、サインインが必要です。サインインの方法はこちら

サポートデスク問合せ.png

② 以下のように、各設問に入力の上「送信」をクリックしてください。

  • 「以下の中から該当する問題を選択してください」を選択すると、設問が表示されます。
  • 「ユーザーサポートコード」は、SATORI管理画面右上の?マーク > ユーザーサポート用コード より確認できます。
  • 「対象の企業ID」は、SATORI管理画面右上の人形アイコン > 所属企業・組織 > ID よりご確認できます。
  • 複数ドメインをご利用の場合は、複数分ドメインを入力してください。

サポートデスク問合せ2.png

DKIMの設定前後のメール送信元アドレスについて

DKIM設定に伴うDNS設定済ドメインのメールアドレスは、メール送信元アドレス登録時に認証メールは不要(届かなく)となります。

※参考FAQ:メール送信元アドレスの認証メールが届かない

なお、DKIM設定完了にあたっては、SATORIサポート担当の操作が必要になります。SATORIサポート担当の操作が完了しない間はメール送信元アドレスの認証ができない期間が続きます。
よって、ユーザー様側でDNS設定が完了し次第、できるだけ速やかにSATORIサポートセンターへご連絡ください。操作を完了してご連絡させていただきます。

 

DKIMの設定前後による署名欄の表示の相違について

カスタマーがメールを受信した際に表示される署名欄につきまして、DKIM設定の前後で表示される内容が以下のように相違があります。
※メーラーによって表示・非表示が異なります。

■設定前の署名欄

・To:カスタマーの「メールアドレス」「苗字」「名前」※送信時の設定によります
・From:「メール送信元アドレス」「送信元名」「amazonses.com 」の経由情報
・Date:カスタマーがメールを受信した日時
・件名
・署名元:amazonses.com※メーラーによって表示・非表示が異なります

■設定後の署名欄

・To:カスタマーの「メールアドレス」「苗字」「名前」※送信時の設定によります
・From:「メール送信元アドレス」「送信元名」
・Date:カスタマーがメールを受信した日時
・件名
・署名元:DKIM認証したドメイン※メーラーによって表示・非表示が異なります。

■DKIM設定後の相違点

・From:設定前「amazonses.com 」⇒設定後は表示されません。
・署名元:設定前「amazonses.com 」⇒設定後「DKIM認証したドメイン」

この記事は役に立ちましたか?

11人中4人がこの記事が役に立ったと言っています