この記事では、フォーム送信ができない場合のトラブルシューティングをご案内します。
確認手順
トラブルシューティングの手順は以下の通りです。
- フォーム内にエラーメッセージが表示されていないか確認する
- フォームを設置したWebページ上でコンソールエラーが出ていないか確認する
- フォームを設置したWebページが要因となっていないか確認する
- reCAPTCHAに関するエラーが出ていないか確認する
- ご利用環境(ブラウザなど)が要因となっていないか確認する
- 上記手順にて解決できない場合、SATORIサポートセンター宛へお問い合わせする
1.フォーム内にエラーメッセージが表示されていないか確認をする
フォームの「送信する」ボタンをクリックした後、エラーメッセージが表示された場合は、内容に沿って入力内容を見直します。
エラーメッセージが出ていない場合、手順2に進みます。
<エラーメッセージ例>
- 入力内容に不備があります ○○○の入力は必須です
- バリデーションに失敗しました。△△△はすでに存在します。
- バリデーションに失敗しました。 □□□は一覧にありません。
入力内容に不備があります ○○○の入力は必須です
必須項目が未入力のためバリデーションエラーが生じています。対象項目に値を入力してださい。
バリデーションに失敗しました。△△△はすでに存在します。
フォームで入力または選択した値と同一の値が登録されているカスタマーが存在することが原因となり、バリデーションエラーが生じている可能性があります。
フォーム項目に紐付けたカスタマーカスタム項目の「複数のカスタマーで同じ値を登録」設定にて「許可しない」を指定した場合、フォームで入力または選択した値と同一の値をもっているカスタマーが存在すると、同じ値でフォーム登録をすることができません。
複数のカスタマーに同じ値を登録させたい場合は、「複数のカスタマーで同じ値を登録」設定にて「許可する」を指定します。
※一度登録したカスタマーカスタム項目の「複数のカスタマーで同じ値を登録」は設定変更することができないため、新しいカスタマーカスタム項目を作成する必要があります
設定内容は以下「確認手順」に沿ってご確認ください。
確認手順
(1) 左カラムメニュー [コンテンツ] > [フォーム]を開き、対象フォームの右横「︙」>「編集」ボタンをクリックします。
(2) フォーム設定画面の「フォーム項目」箇所で対象項目の「入力された値を格納するカスタマーカスタム項目」で選択したカスタマーカスタム項目を確認します。
(3) 左カラムメニュー [設定] > [カスタマーカスタム項目]を開き、カスタマーカスタム項目リスト画面から対象項目の「複数のカスタマーで同じ値を登録」の設定を確認します。
「複数のカスタマーで同じ値を登録」は設定変更ができませんので、変更したい場合は新たにカスタマ―カスタム項目を作成します。
新しく作成したカスタマーカスタム項目を、フォーム項目の「入力された値を格納するカスタマーカスタム項目」に指定し直してください。
バリデーションに失敗しました。 □□□は一覧にありません。
フォームで選択した値がフォーム項目に紐付けたカスタマーカスタム項目のバリデーション設定の内容と一致しないことが原因となり、バリデーションエラーが生じている可能性があります。
フォーム項目に紐付けたカスタマーカスタム項目のバリデーション設定を確認し、設定内容に準じた選択肢をフォーム項目に設定ください。
詳細は以下「確認手順」に沿ってご確認ください。
確認手順
(1) 左カラムメニュー [コンテンツ] > [フォーム]を開き、対象フォームの右横「︙」>「編集」ボタンをクリックします。
(2) フォーム設定画面の「フォーム項目」箇所で対象項目の「選択肢」と「入力された値を格納するカスタマーカスタム項目」で選択したカスタマーカスタム項目を確認します
(3) 左カラムメニュー [設定] > [カスタマーカスタム項目]を開き、対象項目の右横「︙」>「編集」ボタンをクリックします。
(4) カスタマーカスタム項目編集画面のバリデーション設定を確認します。
フォーム項目の選択肢と異なる場合は、フォームまたはカスタマーカスタム項目の設定を見直して合わせます。
※例の場合、(2)の手順で確認した選択肢と見比べると「サンプルC」がないため追加する必要があります
2.フォームを設置したWebページ上でコンソールエラーが出ていないか確認する
コンソールエラーによりフォーム送信ができない可能性がありますので、コンソールエラーが発生しているか確認します。
確認手順
※以下Windows で Google Chrome のディベロッパーツールを用いて確認する方法をご案内します。
(1) Google Chrome で、フォームを設置したWebページにアクセスします。
(2) 画面右上の [︙] を開き [その他のツール] の[デベロッパーツール] をクリックします。
(3) 「コンソール(Console)」タブを開き、フォーム送信を実行します
(4) 実行後、「コンソール(Console)」タブ内にフォーム送信に関するエラーが発生していないか確認をします
- エラーが発生している場合、エラー内容を確認のうえ、お客様側のシステム/制作担当者様へご相談ください。
- エラーが発生していない場合、手順3に進みます。
3.フォームを設置したWebページが要因となっていないか確認をする
フォームを設置したWebページに適用されている要素(CSSやJavaScriptなど)が要因となっている可能性があるため、以下をお試しいただき、フォーム送信ができるかご確認ください。
解消されない場合、手順4に進みます。
- フォームの設置コードのみを記述したWebページを用意し、フォーム送信を試す
※SATORIのウェブページ機能を利用して作成することができます。詳細はこちらからご参照ください。
4.reCAPTCHAに関するエラーが出ていないか確認する
フォームに設定されたreCAPTCHAのチェックボックスにエラーメッセージが表示された場合は、メッセージ内容に従って設定を見直してください。
チェックボックスにエラーメッセージが表示されていない場合は、手順5に進みます。
<エラーメッセージ例>
- サイト所有者のエラー: サイトキーのドメインが無効です
- サイト所有者のエラー: サイトキーが無効です
- reCAPTCHA認証に失敗したため登録できませんでした。もう一度お試しください。
- 確認は時間切れとなりました。チェックボックスをもう一度オンにしてください。
サイト所有者のエラー: サイトキーのドメインが無効です
reCAPTCHAのキー発行時に指定したドメインと、フォームが設置されているドメインが異なる場合に表示されます。
以下のいずれかの手順で対応を行ってください。
reCAPTCHA管理画面でドメイン設定を確認・追加する
(1) https://www.google.com/recaptcha/about/ へアクセスします。
(2) キー発行時に指定したドメインを確認します。
(3) フォームが設置されているドメインが登録されていない場合、そのドメインを新たに追加します。
※この場合、キーの再発行は不要です。
フォームの設置場所を指定したドメインに一致させる
(1) https://www.google.com/recaptcha/about/ へアクセスします。
(2) キー発行時に指定したドメインを確認します。
(3) 手順(2)で確認したドメインとフォームが設置されているドメインが異なる場合は、対象のフォームをreCAPTCHA管理画面で指定したドメインの配下に再配置してください。
サイト所有者のエラー: サイトキーが無効です
reCAPTCHAの設定で入力したサイトキーに誤りがある場合に表示されます。
以下の手順で対応を行ってください。
(1) https://www.google.com/recaptcha/about/ へアクセスします。
(2) 正しいサイトキーとシークレットキーを再発行します。
(3) フォームに再設定してください。
reCAPTCHA認証に失敗したため登録できませんでした。もう一度お試しください。
reCAPTCHAの設定で入力したシークレットキーに誤りがある場合に表示されます。
以下の手順で対応を行ってください。
(1) https://www.google.com/recaptcha/about/ へアクセスします。
(2) 正しいサイトキーとシークレットキーを再発行します。
(3) フォームに再設定してください。
確認は時間切れとなりました。チェックボックスをもう一度オンにしてください。
reCAPTCHAのチェックボックスをオンにしてから一定時間が経過し、確認が無効になった場合に表示されます。
チェックボックスを再度オンにした後、時間内にフォームの送信を完了させてください。
5.ご利用環境(ブラウザなど)が要因となっていないか確認をする
ご利用環境(ブラウザなど)が原因で、reCAPTCHAのチェックボックスをオンにできなかったり、フォームを送信できない場合があります。
以下の項目を確認し、解消されない場合は手順6に進みます。
(1) 他の端末やブラウザでフォーム送信を試す
他の端末やブラウザでフォーム送信ができる場合、ご利用環境が要因となりフォーム送信ができない可能性があります。
利用中のブラウザやネットワークの詳細設定をご確認ください。
(2) 利用中のブラウザに関して、以下の項目を確認する
- ブラウザのキャッシュをクリアする
- ブラウザに拡張機能がインストールされている場合は無効にする
- JavaScriptを有効化する
- Cookieを有効化する
- クロスサイトトラッキング防止機能を無効化する
- ブラウザを最新バージョンにアップデートする
(3) 利用中のネットワークに関して、以下の項目を確認する
- プロキシやVPNを使用しないネットワークを利用する
- ネットワーク制限やファイアウォールの影響有無を確認する
もし、ブラウザにインストールされた拡張機能が要因の場合は、フォーム設置画面に注意事項の記載などを検討ください。
例)
ご利用環境で拡張機能をお使いの場合、フォーム送信ができていても完了ページ/メッセージが表示されない可能性がございます。
恐れ入りますが、ご入力いただいたメールアドレス宛に「完了メール」が届いているかご確認ください。
6.上記手順にて解決できない場合、SATORIサポートセンター宛へお問い合わせする
上記をご確認した上で解決できない場合は、以下情報を添えてSATORIサポートセンターへご連絡ください。
- フォーム名
- フォーム設置URL
- SATORIでのフォームテスト送信実施の可否
- SATORIでのフォームテスト送信が可能であればテストルール
- ご利用環境
ご利用のブラウザで、「ご利用環境チェックツール」と検索し、検索結果にアクセスした状態のキャプチャを添付ください。 - 手順1~5で確認した内容