DKIM/SPFレコード設定時の注意事項

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2021/11/11のUI刷新 第一弾リリースにてカラースキーム(配色設計)とタイポグラフィ(文字の書体、大きさ、配列のしかたなど)を変更しております。オンラインマニュアルに掲載している画面キャプチャと実際の管理画面の配色や文字の状態が異なる場合がございますがご了承いただけますと幸いでございます。

DKIM/SPFレコード設定に関して以下の注意事項がございますので、あらかじめご確認ください。

DNS設定作業を行う方へ

  • DNS設定に必要な情報は「設定依頼書」として、DKIM/SPF設定を依頼された方へ送付しております。
  • メール送信元アドレスに利用するドメインごとに、DKIM/SPFレコードを設定する必要があります。
  • DKIM/SPFレコードの設定を実施する前にご利用のDNSサーバーの仕様を確認し、サービス提供元の仕様に従って対応をお願いいたします。
  • DNS設定の方法や作業手順について不明な点がある場合は、ご利用のDNSサービス提供元のサポート窓口にお問い合わせください。
  • DKIM/SPF設定にはSATORI側での後続対応が伴います。完了後、SATORIへご連絡ください。
  • 設定誤りを防ぐため、作業時のポイントをまとめた以下の注意事項をご確認ください。

DKIMレコード設定時の注意事項

すべてのレコードについて(「1. DKIM設定内容」に記載された「1」から「5」のレコード)

ご利用のDNSサービスによっては、ホスト名に貴社ドメインを補完する場合がございます。そのようなDNSサービスをご利用の場合、ホスト名は以下のように貴社ドメインを除いた形式で設定してください。詳しくはDNSサーバーの管理プロバイダにお問い合わせください。

【例】弊社から提供した設定依頼書のDNSレコード名が「xxxxxxxxxxxx._domainkey.example.com」の場合、ホスト名は「.example.com」を除いた値で設定してください。

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CNAMEレコードについて(「1. DKIM設定内容」に記載された「1」から「3」のレコード)

CNAMEレコードの設定において、VALUEに該当する箇所は完全修飾名で指定する必要がございます。そのため、以下のように設定依頼書の値の末尾に「.(ドット)」を追加してください。値の末尾が「.(ドット)」でない場合は、相対名として解釈されるため、値が正しく反映されません。
ただし、ご利用のDNSサービスが値の末尾に「.(ドット)」を補完するサービスの場合は、末尾に「.(ドット)」を追加する必要はございません。
詳しくはDNSサーバーの管理プロバイダにお問い合わせください。

【例】弊社から提供した設定依頼書の値が「xxxxxxxxxxxx.dkim.amazonses.com」の場合、VALUEは末尾に「.(ドット)」を追加した「xxxxxxxxxxxx.dkim.amazonses.com.」で設定してください。

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SPFレコード設定時の注意事項

DNSルックアップの上限について

SPFレコードのDNSルックアップ回数は、国際的な技術標準に基づき10回までという回数制限が設けられています。この制限を超えた場合、SPFが正常に機能しません。
SATORIのSPF設定では、3回のDNSルックアップを使用します。そのため、他のSPFレコードによるルックアップ回数の合計が7回以下となるよう調整してください。
調整が難しい場合、以下のいずれかの対応をご検討ください。

  • SPFレコード内の不要な「include」「a」「mx」「redirect」要素を削除
    使用していないツールや重複している「include」「a」「mx」「redirect」要素を削除し、DNSルックアップ回数を減らしてください。
    【例】ルックアップ回数が9回の場合、2回分のルックアップを行う「include」要素を削除し、回数を7回に調整する
  • サブドメインによる送信元アドレスを分割
    新しいサブドメインを作成してSATORIのメール送信元アドレスを設定し、あわせてSPFレコードを追加することで、DNSルックアップ回数を分散できます。
    【例】example.comドメインを利用中の場合、△△△.example.comの形式でサブドメインを追加する

すでにSPFレコードが存在する場合

すでにSPFレコードが存在する場合は、SATORIの設定値を既存のSPFレコードに追記してください。その際、末尾に「~all」を記述して、1つのレコードにしてください。

【例】既存のレコード「v=spf1 include:example.com ~all」に、「include:spf.xxx.yyy」(弊社から提供した設定依頼書の設定値)を追記する場合

正:v=spf1 include:example.com include:spf.xxx.yyy ~all
誤:v=spf1 include:example.com ~all
  v=spf1 include:spf.xxx.yyy ~all

SPFレコードのチェック方法

SPFレコードをチェックできるオンラインツールを利用すると、以下の内容を確認できます。

  • DNSルックアップ回数の確認
  • SPFレコードの設定に誤りがないかどうか

推奨のオンラインツールはございませんので、「SPFレコード チェックツール」等のキーワードでウェブ検索の上、ご利用ください。
SPFレコードの設定が完了しましたら、確認手順の一環としてチェックツールを使用し、設定に問題がないか確認することをおすすめいたします。
これにより、設定不備を未然に防ぎ、SPF設定をより円滑に進めることができます。

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