本記事では、Googleタグマネージャー(以下GTM)を利用して設置したポップアップが表示されないときに、GTMの設定が原因である可能性に絞り、確認手順をまとめております。
本記事の前提と注意点
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GTM用に書き換えられたポップアップ設置コードがGTMに設定されていることを前提としています。GTMを利用したポップアップの設置方法については、下記活用支援サイトのコンテンツをご参照ください。
【活用TIPS】 GTMを利用してポップアップ設置コードを設置する方法※活用支援サイトはSATORI有料ご契約者様のみご覧いただけます。閲覧方法についてはこちらをご確認ください。 - GTMに関する設定方法はサポート範囲外となりますので、本記事の内容はお客様自身でのご確認・ご対応を前提とした参考情報としてご活用ください。
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通常のポップアップが正しく動かない場合の対応については、以下記事をご参照ください。
エンベッド・ポップアップが正しく動かない
確認手順
確認手順は以下の通りです。
1.「document.write をサポートする」の設定を確認する
「document.write をサポートする」にチェックが入っていることでポップアップが正しく動作しない場合がありますので、タグの設定をご確認ください。
- チェックが入っている場合、チェックを外します。
- チェックが外れている場合、手順2に進みます。
2.プレビューモードでタグの発火状況を確認する
プレビューモードを使用し、該当タグが意図通りに発火するかご確認ください。
プレビューモードの詳細な確認方法は、下記公式サイトをご確認ください。
公式サイト:コンテナのプレビューとデバッグ(※外部サイトに遷移します)
https://support.google.com/tagmanager/answer/6107056?hl=ja
3.(タグが発火しない場合)トリガーの設定を確認する
プレビューモードでタグが発火しない場合は、トリガーが正しく設定されていない可能性があります。
以下に確認ポイントの一例を記載いたしますので、ご参照のうえ設定内容をご確認ください。
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トリガーの対象となるページが正しく指定されているか
例:意図したページURLと一致しているか、末尾のスラッシュやパラメータの違いが影響していないか - URLの一致条件(完全一致/部分一致など)が意図と合っているか
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トリガーの種類が、想定するユーザーの操作やタイミングに合っているか
例:ページの読み込み時に表示したいにもかかわらず、「クリック」トリガーが設定されている -
除外条件や複数条件の設定に誤りがないか
例:対象ページを誤って除外条件に含めている
4.(タグが発火する場合)タグの公開状況を確認する
タグが未公開だと反映されませんので、公開済みかご確認ください。
- GTMのワークスペースで「公開」ボタンをクリックしたか
- 最新のバージョンが公開済みか
上記の内容をご確認いただいても解消しない場合は、GTMの設定を管理されているご担当者様へ、状況を共有のうえご相談ください。