「メールテンプレート」について

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「メールテンプレート」機能では、様々な機能で使うメールの文面などを設定することができます。

目次

「メールテンプレート」機能でできること

以下の機能で利用するメールのテンプレートを作成することができます。

  • シナリオ
  • メール
  • エンベッド(フォーム)
  • ポップアップ(フォーム)

なお、以下の部分には特殊変数を利用することでコンテンツを任意に入れ替えすることができます。

  • 送信元
  • 件名
  • 本文

「メールテンプレート」作成前の事前準備

メールテンプレートの作成の前に

メールテンプレート作成前の事前準備として、DKIM/SPF設定および「メール送信元アドレス」を設定しておく必要があります。詳細は以下のマニュアルをご覧ください。

また、メールテンプレートにファイルを添付する場合は、「ファイル」へアップロードしておく必要があります。詳細は以下のマニュアルをご覧ください。

デフォルトのエディタについて

SATORIでは「WYSIWYGエディタ」または「ブロックエディタ」のいずれかを使用してHTMLメールを編集できます。

  • WYSIWYGエディタ
    画像やリンクの挿入など基本的な操作を、コーディングやHTMLの知識がなくても簡単に作成できます。
  • ブロックエディタ
    ブロックをドラッグ&ドロップすることで直感的にメールテンプレートを作成できます。

デフォルトのエディタは、企業アカウント情報の設定にて選択できます。
※本設定は、管理責任者または管理者の権限を持つユーザーのみに表示されます。

20250327_mailtemplate_account_.png

メールテンプレートのレイアウトサンプルについて

以下のいずれかの方法でメールテンプレートのサンプルを取得できます。

  • 管理画面からレイアウトサンプルを選択する
    メールテンプレート作成画面の右上および右下にある「レイアウトサンプル集を元に作成する」ボタンから、
    HTMLメール用のレイアウトサンプルを選択して、本文に挿入できます。
    20250327_mailtemplate_layoutsample.png
  • オンラインマニュアルからサンプルを取得する
    以下のオンラインマニュアルから各種サンプルを取得できます。

「メールテンプレート」の作成手順

「メールテンプレート」メニューの場所

コンテンツセクションを開きメールテンプレートメニューへ進むと、「メールテンプレートリスト」画面が表示されます。一覧画面はタブ形式で「すべて」「カスタマー送信用」「シナリオ通知用」「フォーム自動返信用」「フォーム通知用」をそれぞれ切り替えることができます。

メールテンプレート新規作成

1.メールテンプレートリスト画面で右上の「+」ボタンをクリック

2.メールテンプレート新規登録画面で内容設定

入力項目は以下の通りです。必須項目と(必要に応じて)任意項目を入力してください。

20250327_mailtemplate.png

  • テンプレート名 ※必須
    メールテンプレートの名前です。一覧画面で検索や並び替えが可能な項目ですので、命名ルールを決めたうえで運用されることをお勧めします。
  • 説明
    メールテンプレートの説明です。一覧画面で検索可能な項目ですので、補足となる情報を入力しておきます。
  • 送信元名 ※必須
    カスタマーがメールを受け取った際に送信元として表示される名前を設定します。特殊変数を利用することができます。
  • メール送信元アドレス ※必須
    事前に「メール送信元アドレス」メニューで設定し、認証の完了したメールアドレスからのみ選択することができます。
  • 送信先名 ※いずれかを必須選択

    受信側のメーラーに宛先をどのような形式で表示させるかを以下の2種類から選択します。

    - 「登録されているカスタマー氏名を表示」を選択
    「SATORI」に登録されている「苗字」「名前」「メールアドレス」が表示されます。

    - 「メールアドレスのみ表示」を選択
    「SATORI」に登録されている「メールアドレス」のみが表示され、「苗字」や「名前」は表示されません。

  • 件名 ※必須
    メールの件名を入力します。255文字まで記述が可能です。特殊変数を利用することができます。
  • メールタイプ ※いずれかを必須選択
    - HTML形式
    HTMLで装飾したメールを送信する際に選択します。メーラーや環境によって表示が異なる場合があります。
    - テキスト形式
    テキストのみのメールを送信する際に選択します。
    - マルチパート

    HTMLメールが見られる環境のカスタマーにはHTML形式のメールを、HTMLメールが見られない環境のカスタマーにはテキスト形式のメールを表示させます。HTML形式のメールを送る場合はこのメールタイプを選択し、テキストパートのメールコンテンツも作成することをお勧めします。
  • テンプレートグループ ※いずれかを必須選択
    利用用途を確認のうえで正しいテンプレートグループを選択してください。
    - カスタマー送信用

    機能に関わらず、カスタマー向けに送信するメールはすべてこのテンプレートグループを選択します。以下の機能を利用する際はこのテンプレートグループを選択します。
    -- シナリオのリアクションノードで「カスタマーメール送信」を選択
    -- アクションセクションの「メール」メニューから新規メールを送信する
    -- カスタマー詳細やカスタマーリストから新規メールを送信する
    - シナリオ通知用

    シナリオのリアクションノードで、リアクションタイプ「社内通知メール」に利用する場合は、このテンプレートグループを選択します。
    - フォーム自動送信用

    ポップアップやエンベッドのフォームの「自動返信メール」に利用する場合は、このテンプレートグループを選択します。
    - フォーム通知用

    ポップアップやエンベッドのフォームの「メールによる通知」で利用する場合は、このテンプレートグループを選択します。
  • WYSIWYG/ブロックエディタに切り替える
    エディタの右上にある切り替えボタンから利用するエディタタイプを選択できます。
    エディタの切り替えはメールテンプレートの新規作成時または複製時のみ可能です。
  • メール内容 ※必須
    メールの本文を設定します。40万文字まで記述が可能です。HTMLメールの場合、レイアウトサンプルを提供しています。レイアウトサンプルについては、こちらをご参照ください。
  • 添付ファイル
    合計1MBまでのファイルを添付することができます。添付できるファイルは、コンテンツセクションの「ファイル」にアップロードされたもののみです。
    ※添付ファイルの取得・閲覧によるトラッキングはできません。
    ※ファイルが添付されているメールは100人以上に送信することはできません。 特殊変数を用いてのダウンロードリンクや、ファイルアップロード時に生成される ダウンロードURLでの送付をお願いいたします。

3.画面右上もしくは右下の「登録」ボタンをクリックして、メールテンプレートの作成を完了

テストメールを送信する

作成したメールテンプレートを利用してテストメールを送信できます。
登録済みメールテンプレート作成画面の右上にある「この内容をテスト送信」ボタンから、作成中のメールテンプレートにてテスト送信を行います。

20250327_mailtemplate_testmail_.png

テスト送信を実施した際、以下のように宛先・件名・特殊変数が表示されます。

宛先 ログインしているユーザーのメールアドレス宛に送信されます。
件名 件名 [テンプレート名] が組み合わされて表示されます。
特殊変数 メールテンプレート内の特殊変数が置き換えられて送信されます。詳細につきましては、こちらをご参照ください。

特殊変数について

特殊変数についての説明は以下をご参照ください。

 置き換えられる内容 特殊変数  カスタマー
送信用
シナリオ
通知用
フォーム
自動返信用
フォーム
通知用
カスタマーのフルネーム {{name}}
カスタマーの苗字 {{last_name}}
カスタマーの名前 {{first_name}}
カスタマーのフルネーム
(ふりがな)
{{name_reading}}
カスタマーの苗字
(ふりがな)
{{last_name_reading}}
カスタマーの名前
(ふりがな)
{{first_name_reading}}
カスタマーの会社名 {{company}}
カスタマーのメールアドレス {{mail}}
カスタマーの電話番号 {{tel}}
カスタマーの携帯電話番号 {{mobile_tel}}
カスタマーの役職 {{position}}
カスタマーの部署名 {{department}}
カスタマーのウェブサイト {{web_site}}
カスタマーの住所 {{address}}
カスタマーのメモ {{memo}}
カスタマーのタグ {{tags}}    
カスタマーカスタム項目 {{custom:任意の識別名}}

ログインユーザーの名前
(メール送信を操作している
ログインユーザーの名前)

{{user}}
カスタマーと送信メールを
特定するID
{{customer_identifier}}    
アップロードされている
ファイルのダウンロードURL
{{file:任意のファイル名}}    
配信拒否リクエストのURL {{no_thanks_url}}    
シナリオの名前 {{scenario_name}} または{{campaign_name}}      
カスタマー詳細ページのURL {{customer_detail_url}}    
フォームで設定した
カスタムフィールドの値
{{params:特殊変数名}}    
トラッキングURL {{https://example.jp}}のようにURLを囲みます    
挿入句 {{insert:任意のキーワード}}      

特殊変数「user」について

特殊変数の「user」をメールテンプレートに使用した場合、置き換わるユーザー名はメール種別によって異なります。

メール種別 置き換えられる内容
カスタマー送信用(メール機能より送信) メールを送信したユーザーの苗字
シナリオ通知用 シナリオを作成したユーザーの苗字
フォーム自動返信用/通知用 フォームを作成したユーザーの苗字

特殊変数「file」について

特殊変数「file」を利用すると、メール本文にトラッキング可能なダウンロードリンクを挿入できます。
このリンクを挿入するには、SATORIにアップロードしたファイル名を指定する必要があります。

例:{{file:任意のファイル名}} ※拡張子までを含めたファイル名を入力してください。

ダウンロードリンクをクリックすると、メール送信済リストの「資料ダウンロード数」にカウントされます。
カスタマーの最新アクション一覧には「ファイルダウンロード」と表示されます。

特殊変数を利用せず、ファイルアップロード時に生成されるダウンロードURLをトラッキングURLとして設定することも可能です。

例:{{https://satr.jp/files/download/xxxx.pdf}}

上記方法で記述したダウンロードリンクをクリックした場合は、メール送信済リストの「URLクリック数」「資料ダウンロード数」の両方にカウントされます。
カスタマーの最新アクション一覧には「リンククリック」と「ファイルダウンロード」の両方が表示されます。

特殊変数「insert」について

特殊変数「insert」を利用すると、メール送信を設定する際に、テンプレート内の該当箇所へ任意の文字列を挿入できます。なお、シナリオで自動送信されるメールの場合やメール送信時に文字列を入力せずに送信設定を行った際は文字列を挿入することができず、特殊変数が削除された状態で送信されます。

特殊変数「insert」の使い方は、こちらをご参照ください。

「フォーム自動返信用」および「フォーム通知用」でのみ利用できる特殊変数

「フォーム自動返信用」および「フォーム通知用」メールテンプレートには、フォーム作成時にフォーム項目に追加できる下記の項目も、特殊変数を用いて挿入できます。特殊変数はフォーム作成時に任意で設定した内容を入れてください。

項目 特殊変数 フォーム
自動返信用
フォーム
通知用
テキスト {{params:任意で設定した特殊変数}}
テキストエリア {{params:任意で設定した特殊変数}}
数値 {{params:任意で設定した特殊変数}}
日付 {{params:任意で設定した特殊変数}}
都道府県 {{params:任意で設定した特殊変数}}
単一選択 {{params:任意で設定した特殊変数}}
複数選択 {{params:任意で設定した特殊変数}}

トラッキングURLについて

トラッキングURLとは

トラッキングURLとは、カスタマーを識別するための専用コードが付与されたURLです。
トラッキングURLは、通常のURLを{{}}で囲むことで設定できます。

例:{{https://example.co.jp}}

メール送信時に、{{}}で囲まれたURLは自動的にトラッキングURLに変換されます。
カスタマーがメール内のトラッキングURLをクリックすると、リンククリックが検知され、カスタマーとブラウザ情報が紐付けられます。

※カスタマーとブラウザ情報の紐付けは、リンク先のウェブページにSATORI計測タグを設置することで有効になります。
※カスタマーとブラウザ情報の紐付けの詳細は、こちらをご参照ください。

トラッキングURL設定時の注意点

  • トラッキングURLは{{URL}}のように設定してください。
    ※ {{}}は半角で入力してください。
  • リンク先のウェブページに、SATORI計測タグを設置してください。
  • トラッキングURLの有効期限はメール送信後180日間です。180日を過ぎるとトラッキングURLは無効となり、リンク先のページにアクセスできなくなります。
  • トラッキングURLが含まれるメールを転送・返信した場合、新たな受信者(第三者)がそのURLをクリックすると、第三者のウェブアクセスが本来のカスタマーのアクセス履歴として計測されます。

配信停止処理ページについて

メール受信者がメール送信の停止処理を行える専用ページです。SATORIのメールテンプレート内で特殊変数{{no_thanks_url}}を記述することで、メール受信者ごとに発行できます。

また、配信停止をしたカスタマーは、登録データの「メール配信許可設定」が「拒否」となり、以降のメールが送信されなくなります。

20250327_mailtemplate_nothanksurl.png

注意事項

  • WYSIWYGエディタとブロックエディタの切り替えは、メールテンプレートの新規作成時または複製時のみ可能です。登録済みのテンプレート編集時には切り替えできません。
  • WYSIWYGエディタとブロックエディタには互換性がないため、一方のエディタで作成したテンプレートを、もう一方のエディタに変換することはできません。
  • ブロックエディタでは、ソースコードを直接編集することはできません。
  • メールタイプがテキスト形式の場合は、エディタを選択できません。
  • 添付ファイルのダウンロードはトラッキングできません。トラッキングを行う場合は、特殊変数({{file:任意のファイル名}})を含むダウンロードリンクを使用してください。
  • HTMLメールの表示は、確認環境の影響を受けるため、「SATORI」のプレビュー画面と実際の表示が異なる場合があります。ご利用の際は、必要に応じてテスト送信などを行い、ご確認のうえでご活用いただけますと幸いです。

関連オンラインマニュアル/FAQ

活用支援サイト関連コンテンツ

※活用支援サイトはSATORI有料ご契約者様のみご覧いただけます。
閲覧方法については下記をご確認ください。
 
「SATORI 活用支援サイト」の閲覧方法について
https://satorihelp.zendesk.com/hc/ja/articles/900000570526

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