ボットアクセスの除外設定の適用範囲拡大に関するお知らせ

最終更新日:

2025年7月16日(水)21時頃に、「ボットアクセスの除外設定」の適用範囲を拡大するリリースを行います。
※本リリースに伴うサービスの停止はございません。通常どおりご利用いただけます。

本機能は、2025年2月20日より提供しており、従来はメールリンクのクリックやファイルダウンロードにおいて、ボットアクセス(※1)とみなされたアクティビティを計測結果から除外していました。
(※1)ボットアクセスとは、「自動化されたプログラムによるアクセス」を指します。

今回のリリースでは、以下の2点について拡張および変更を行います。

  • ボットアクセスの除外対象に、「メール開封」と「セグメント該当・非該当」が追加されます。
  • データ提供オプション(DMPデータ)に、ボット判定結果を示す新しいカラムが追加されます。

以下に詳細をご案内いたします。

機能変更内容

計測除外対象の追加

[所属企業・組織] > [企業アカウント情報] > [ボットアクセスの除外設定] を「ON」にしている場合、以下の項目においてボットアクセスによる計測が除外されるようになります。

  • [メール] > [メール送信済みリスト] および [メール詳細]
    「未読数 / 既読数(開封率)」の計測結果から、ボットによる開封アクションが除外されます。
     
  • [セグメント] > [セグメントレポート] 
    レポート内の各数値から、ボットアクセスによるセグメント該当・非該当が除外されます。
     
  • [カスタマー管理] > [カスタマー詳細]
    • 「最新アクション一覧」において、ボットによるメール開封およびセグメント該当・非該当が反映されなくなります。
    • 「セグメント該当数」および「該当セグメント」の表示から、ボットによるセグメント該当が除外されます。
       
  • [シナリオ]
    ボットアクセスによる「メール開封」および「セグメント」をトリガーとしたシナリオの発火を防ぎます。

ボットアクセスの除外設定の適用範囲拡大_250604_1.png

データ提供オプション(DMPデータ)の出力仕様変更

データ提供オプション(DMPデータ)の仕様が以下の通り変更されます。

  • 出力されるDMPデータの最終列に、新しいカラム「suspectedbotaccess」が追加されます。
  • このカラムには、各アクセスがボットによるものと判定されたかどうかを示す値として、「true」または「false」のいずれかが出力されます。
  • このカラムは、「ボットアクセスの除外設定」のON/OFFにかかわらず、すべての出力データに含まれます。

この変更により、DMPデータ上でもボット判定結果を確認できるようになります。

※出力仕様は、2025年7月16日(水)21時頃に変更され、同日分のDMPデータから反映される予定です。
そのため、リリース当日のデータには、「suspectedbotaccess」の値が 空欄 文字列「null」 行と、値が入っている行が混在する場合があります。 空欄 文字列「null」 となっている行は、リリース前のアクセスに該当します。

※実際のデータには、カラム名(列名)のレコードは含まれておりません。

(2025年6月24日 追記)
リリース当日のDMPデータにおいて、リリース前のアクセスに該当する行では、「suspectedbotaccess」カラムの値が「空欄」となるとご案内しておりましたが、正しくは文字列「null」が格納されます。
ご案内に誤りがあり、ご迷惑をおかけいたしましたことをお詫び申し上げます。

DMPデータをご活用中の場合は、カラム追加に伴うデータ形式の変更が処理や分析に影響しないか、事前にご確認ください。

注意事項

  • 「ボットアクセスの除外設定」は、設定をONにした時点以降のアクティビティのみに適用されます。設定変更前のデータには適用されません。
  • 本機能をすでにONにしている場合は、本リリースのタイミングから新たな対象(メール開封、セグメント該当・非該当)にも自動的に除外処理が適用されます。
  • 「メール開封」のボットアクセス除外は、本リリース以降に送信されたメールにのみ適用されます。それ以前のメールは対象外です。
  • 「セグメント該当・非該当」のボットアクセス除外は、本リリース以降に発生したアクセスから適用されます。リリース前に記録されたセグメント該当履歴は影響を受けません。
  • 本機能は、「SATORI」独自のアルゴリズムにより、ボットによる可能性が高いアクティビティを自動で検出し、計測結果から除外するものです。すべてのボットアクセスを完全に除外できるわけではありません。
  • 設定の変更により、「未読数 / 既読数(開封率)」や「セグメント該当数」が変動する可能性があります。過去の結果と比較する際は、リリースや設定変更の影響を踏まえてご確認ください。

関連オンラインマニュアル/FAQ

この記事は役に立ちましたか?

0人中0人がこの記事が役に立ったと言っています