メールの開封率やクリック数、資料ダウンロード数の数値が普段より高く表示される原因を教えてください

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Q. メールの開封率やクリック数、資料ダウンロード数の数値が普段より高く表示される原因を教えてください。

A. SATORIから配信したメールの開封率やクリック数、資料ダウンロード数の数値が予想以上に高い値を示した場合、受信者の利用環境の影響を受けていることが考えられます。

受信者の環境に導入されているセキュリティソフトやメーラーによる機械的な処理にて、メールを開封したり、本文内のURLや資料ダウンロード用のリンクに自動的にアクセスした場合でも、「メール開封」「メールリンククリック」「ファイルダウンロード」「セグメント該当・非該当」として計測されることがあります。

これらの操作は、セキュリティソフトなどによる自動化されたプログラムによるアクセス(ボットアクセス)か、受信者による人為的なアクセスかの判別が困難です。SATORIのシステム上では、いずれもカスタマーのアクションとして扱われ、配信メールの各種数値や最新アクション一覧に反映される場合があります。
一例として下記の様なケースが該当します。

  • セキュリティチェックの一環として、メールを開封および本文中のURLにアクセスした
  • メーラーがメールを受信した時点で、開封数をカウントするための画像を自動で読み込んだ

近年のフィッシングメールや迷惑メールの増加に伴い、セキュリティソフトの標準化や強化が進んでいることから、SATORIでの対応も順次進めています。

 

現時点で確認できている、ボットアクセスによる計測を回避するための具体的な方法について、以下にてご紹介します。

  • 「ボットアクセスの除外設定」を「ON」にする
    「SATORI」独自のアルゴリズムにより、ボットの可能性が高いアクティビティを自動的に判定し、計測結果から除外します。すべてのボットアクセスを除外できるわけではありませんが、設定を有効にすることで、計測精度の向上が期待されます。
    ※ボットアクセスの除外設定に関する詳細はこちらをご参照ください。
  • ウェブページ機能とセグメント機能を利用する
    URLクリック数や資料ダウンロード数のようにカスタマーの実際の操作に基づく数値を把握したい場合、メール本文にURLを直接記載すると、セキュリティソフト等によるボットアクセスが発生し、意図しない数値が計測結果に反映される可能性があります。
    このような問題を避けるには、ウェブページ機能とセグメント機能を組み合わせて利用する方法が有効です。
    1. セグメントを設定する
      閲覧させたいページや資料ダウンロード用のURLを「条件URL」として指定し、そのURLへのアクセスを条件としたセグメントを作成します。
    2. ウェブページを作成する
      条件URLを含むコンテンツを配置した専用のウェブページを作成します。
    3. メールテンプレートを作成する
      手順2で作成したウェブページのURLをトラッキングURLに変換し、メールテンプレート内に配置します。
    4. メールを配信する
      作成したメールテンプレートを使用して、カスタマーにメールを配信します。
    5. レポートを確認する
      メール配信の翌日にセグメントレポートを確認し、人為的なアクセスがあったカスタマーを特定します。

関連オンラインマニュアル/活用支援サイトコンテンツ 

※活用支援サイトはSATORI有料ご契約者様のみご覧いただけます。閲覧方法についてはこちらをご確認ください。

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